リヴィア・グノス個展「集中」

企画 リヴィア・グノス個展「集中」
10月22日(土)〜11月2日(水)
14〜20時、水曜18時 木金休廊
後援:スイス大使館 入場無料

★主催者ごあいさつ
このたびSUNABAギャラリーでは、リヴィア・グノス個展「集中」を開催いたします。リヴィア・グノス(Livia Salome Gnos)は1977年、スイスのツーク州生まれ。ジュネーヴ造形大学を卒業後、モントルーに在住して制作を続けています。

そのもっとも特徴的な作品は、フリーハンドで描かれた、紙全面を覆う螺旋状のドローイングの連作です。本展ではこの螺旋のシリーズのほかに、彼女が2015年の日本滞在中に出会った、薄墨の技法を用いたドローイングも発表する予定です。

タイトルの「集中」は、螺旋のドローイングそのものも意味しますが、この連続する線を描く際の、作家の精神状態も意味します。この「集中」という日本語タイトルは、リヴィア・グノスが最初日本語でつけたもので、彼女はそれを英語に直し、どちらの言語でも彼女が最初に意図した通りのダブルミーニングがあることを理解しました。

リヴィアにとって日本での展示はこれが初めて。SUNABAギャラリーにとっても外国人作家の個展は、これが初の試みとなります。フレッシュな作家とギャラリーの出会い、どうぞご高覧ください。

★プロフィール
リヴィア・グノス(Livia Salome GNOS)
1977年、スイス、ツーク州生まれ。ジュネーヴ造形大学を卒業。2002年以降、スイスを拠点に展覧会、受賞多数。2004〜05年に独オッフェンバック、2013年に独ベルリンでのグループ展に参加。同年、アイスランドでのレジデンスに参加。

★個展
2016年 「集中」SUNABAギャラリー(大阪)
2013年 「Cabinet exhibition」ガラリエ・カルラ・レングリ(ツーク)

★グループ展
2015年 「ウーリ州作家アニュアル」ウーリ州美術館(アルトドルフ)
「ツーク作家制作展」Chollerhalle (ツーク)
2014年 「ヴォー州 心拍同調2014」州立美術館(ローザンヌ)
「アトリエ通信」ガラリエ・カルラ・レングリ(ツーク)
2013年 「蒸留物 ベルリンにおけるツーク州の作家たち」Kunstverein Tiergarten / Galerie Nord(ベルリン、独)
ウーリ州作家アニュアル」ウーリ州美術館(アルトドルフ)
2012年 「中央スイスアートアニュアル」ルツェルン美術博物館(ルツェルン)
ウーリ州作家アニュアル」ウーリ州美術館(アルトドルフ)
2011年 「ウーリ州作家アニュアル」ウーリ州美術館(アルトドルフ)
2010年 「黒を見る ギャラリーの作家たち」ガラリエ・カルラ・レングリ(ツーク)
「Urnerアニュアル展」ウーリ州美術館(アルトドルフ)
「都市文化発展の洞察」スペースレンタルセンター(ツーク)
「ツークから」Haus Zentrum(ツーク)
2007年 「はるかな近さ1」ツーク美術館(ツーク)
「はるかな近さ2」ツーク美術館(ツーク)
「小品展 ギャラリーの作家たち」ガラリエ・カルラ・レングリ(ツーク)
2004〜05年 「アニュアル展」ルツェルン美術博物館(ルツェルン)
ギャラリー・アート・ワン(チューリッヒ)
「青い時間」Hafen2(オッフェンバック、独)
2002年 「最大―最小」bh9、ジュネーブ美術大学院(ジュネーブ)、カタログあり
ライトボックス」Gr?tli写真センター(ジュネーブ)
「そして船は行く」Attitudes(ジュネーブ)

★受賞
2015年 アトリエフレックス、ツーク州文化局
2014年 ハインリッヒ・ダニオス芸術文化基金助成金、ユーリ州
2012年 アーティスト・イン・レジデンス、スカフトフェル・センター・オブ・ビジュアルアート、セイジスフィヨルズル、アイスランド
2011年 ツーク州文化局助成金
2005年 ツーク州文化局運搬/トレーニング部
2003年 ハインリッヒ・ダニオス芸術文化基金助成金、ユーリ州
2001/02年 ディプロマ・プロジェクトのためのグレール基金奨学金アイスランド
2002年 美術大学卒業生のための現代美術州立基金2等賞、ジュネーブ








公募グループ展「不思議博物館」


公募グループ展「不思議博物館」
10月1日(土)〜12日(水)


[招待作家]=真木環
[公募作家]=廣橋由佳子、前川実帆、田中童夏、メバエマツモト、永福聡、西脇恵、傘嶋メグ、ある紗、尾嵜藍

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真木環



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傘嶋メグ

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永福聡

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メバエマツモト

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前川実帆

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廣橋由佳子

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田中童夏

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西脇恵

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ある紗

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展示風景



蛭田美保子、新制作展で受賞

当ギャラリーゆかりの蛭田美保子が「第80回記念新制作展」(国立新美術館、2016年9月14〜26日)において、80回記念賞を受賞いたしました。

「第80回記念新制作展」は現在開催中の国立新美術館を皮切りに、全国を巡回します。なおスケジュールは以下の通りです。この機会にぜひご高覧下さい。

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第80回記念新制作展
2016年9月14日(水)〜26日(月)
国立新美術館(東京都港区六本木7−22−2)
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/62070/

京都
2016年10月11日(火)〜23日(日)
京都市美術館
https://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/201610.html

名古屋
2016年11月22日(火)〜27日(日)
愛知芸術文化センター 8階ギャラリー
http://search-event.aac.pref.aichi.jp/p/event_card_tenrankai.php?eventNo=3020150001340011

広島
2016年12月6日(火)〜11日(日)
広島県立美術館 県民ギャラリー
http://www.hpam.jp/gallery/index.php?mode=schedule&selectDay=2016-12

展示の仕方 (1)アイレベルと仮置き

★アイレベルについてーーーーーーーーーーーーーーーーー
 展覧会というのは作品を人に見せるための会なので、まずは作品を「人が見やすい位置」に掛けることが最大の重要事項になります。「人が見やすい位置」というのはどういう位置かというと、およそ「目の高さ=アイレベル」ということになります。それで、まずは会場内に、このアイレベルを示す線を、タコ糸などを使って引っ張ります。



 140cmというとずいぶん低く感じるかもしれませんが、いまのことろこの高さをウチでは標準に設定しています。というのも、人間というのは一般に、見上げるよりも見下ろす方が楽なようにできています。それでウチでは、ちょっと低めの140cmをアイレベルの基準として採用しています。


 このとき、壁には養生テープを使って貼り付けます。厳密にやるならピン留めの方が壁の塗装が剥がれなくていいのですが、まあここはちょっと手抜きして、ウチでは養生テープを使っています。養生テープというのは内装屋さんとか引越し屋さんが、壁にモノを貼り付けるときに使うテープで、粘着力が弱いため、壁を汚すことがないという便利な材料です。




★仮置きーーーーーーーーーーーーーーーーー
 次に、作品を床に仮置きします。このとき、隣に来る作品との兼ね合いなどを考えながら、設置場所を大まかに決めていきます。グループ展の場合には、似た作風の人どうしは、できるだけ離して置くようにしましょう。似た作風の人どうしが並ぶと、どれが誰の作品かわかりにくくなります。



 またグループ展の場合には、同じ人の作品の間は詰めて並べ、逆に違う作家の作品の間はできるだけ離して置くようにします。自分の作品どうしの距離が多少狭くなっても、他人の作品との距離がくっつきすぎるより、ぐっと見やすい展示になります。文章で言えば「段落を変える」という作業に似ていますね。


★アイレベルに釘打ちーーーーーーーーーーーーーーーーー
 仮置きが済んだら、作品の中心がアイレベルに来るように、作品を壁に掛けていきます。実際には壁に掛けた後に細かな調整作業があるのですが、ともあれこれで、かなり整然とした展示になります。下の写真を見て貰えばわかりますが、ちょうど各作品の中心が、一直線に並んでいますね。



 このほか、釘打ちの段階でも細かなコツがあるのですが、そのあたりはまた次回に。以上、展示の基本となるアイレベルと仮置きのお話でした。

「絵のお化け 松村光秀トリビュート展」その1

2016年8月20日〜31日
企画グループ展 「絵のお化け 松村光秀トリビュート展」

[招待作家]=松村光秀
[トリビュート作家]=新竹季次、起 優衣、蜈蚣タマミ、林圭介、蛭田美保子、四学科松太、池田ひかる、野原tamago、一紅、椎木かなえ、西塚em

[協力]=ギャラリー島田


松村光秀



右:松村光秀 左:新竹季次



新竹季次



新竹季次



新竹季次



池田ひかる



池田ひかる



一紅



四学科松太