呪術対美術

トーキングヘッズ叢書(TH Series) No.34
「奇想ジャパネスク」
A5判192頁・定価1500円(税込)ISBN 978-4-88375-091-7
発行=アトリエサード/発売=書苑新社(しょえんしんしゃ)


というわけで、この雑誌で私の初の連載「呪術対美術」が始まったのだった。この号には、ほかにもいろいろ記事を書いている。河鍋暁斎のこと、維新派のデザイナーの東學さんのこと、きたまりとKIKIKIKIKIKIのこと、それに柴田剛監督の映画「おそいひと」のこと……。けれども自分自身が一番思い入れのある記事は、どうしてもこの連載ということになる。まぁそれはそうだよね。初の連載なんだし。


自分としてはめちゃめちゃに面白いことを書いてるつもりなのだけれど、なにせ内容が内容だけに(いきなり古墳の話から始まる)、この本のターゲットであろうゴスロリちゃん、もとい、ロリイタちゃんたちに、果たして話が通じるのかどうか……。


自分としては世間でなんとなく気軽に流通し始めている「和ゴス」について、根本的なところから一度考えておきたいという思いもあって、こういう書き出しになったんだけれども、さてどうだろうか。少しくらい反響あるといいなぁ。