ギャラリー巡り

 今日は久々にギャラリー回り、やっぱり楽しい。本日見た展覧会、まず最初は「池原悠太展」。ZIPANGU展でフィチャーされてる池田学さんと、どこか重なるものがあるように思えます。都市破壊の崇高系風景画であり、かつジャポネスクという意味で。

「池原悠太 展--こぼれ落ちていくもの-」
乙画廊、9月10日(土)まで
http://bit.ly/ptQKqK

 ギャラリー回り、二軒目は桑島秀樹「Parallax-内在する視差-」。まるで心霊写真のような多重露光の写真。そこに写し撮られているのは、実は人物だけでなく、親子二世代に渡る眼差しの交差。文句なしの緊張感、かなり大きなプリントで威圧感があり、現場で見る価値大いにありです。

桑島秀樹「Parallax-内在する視差-」
THIRD GALLERY AYA、9月24日(土)まで
http://bit.ly/oHj47k

 三軒目、同じビルのYoshimi Artsでは所蔵品展でしたが、今月末からこんな展覧会が。

上出長右衛門窯 上出惠悟 「幽谷」
Yoshimi Arts、9月26日(月)−10月16日(日)
http://bit.ly/mU8bPa


 いわずもがなですが、まさしく「ヴァニタス」になっていますね。作家は由緒正しい九谷焼のおうちの方で、工芸のメッカであると同時に現代美術でも先端を走る金沢21世紀美術館が認めた実力の持ち主。これはほんと必見でしょう。ほかにもYoshimi Artsでは、小勝負恵、佐藤未希が非常に面白かったです。お二方とも個展があれば是非見てみたい作家ですね。


 それと本日は行きそびれていた「ZIPANGU展」見てきました。

「ZIPANGU展」
大阪高島屋、12日まで)
http://zipangu.org


 いろいろ思うところの多い展覧会でしたが、あそこに三瀬夏之介さんが入っている意味は、いろんな意味で大きいと思いました。多くの方に見て欲しい展示です。大阪は12日まで、そのあと京都にも巡回するので、未見の方は是非。見応えあります。