出張期間中のこと、いただいた本

 この二日間にやったこと。日本画家の村上裕二さん取材、イ・ブル展、ホー・ニーツェン展、国吉展、青土社コアマガジン編集さんとの打ち合わせ、石子順造展、松井冬子展。みっちり仕事して今日戻りました。青土社の編集さんからは、最近編まれた二冊の本をご恵贈いただきました。お礼申し上げます。


 一冊は仏文学者の鈴木創士さんによる『一人っきりの戦争機械』。鈴木さんはEP-4のメンバーで、サバト館にもおられたのだとか。読むのが楽しみ。もう一冊は社会思想史家の酒井隆史さんによる『通天閣 新・日本資本主義発達史』。あのお馴染み通天閣を素材に、740ページにも及ぶ凄まじい分量に仕上げた大著。荒俣宏さんも推薦の一冊とのこと。


 それとカメラマンの樽井理和さんより『電卓のデザイン』ご恵贈いただきました。 著者は大崎眞一郎さんという方ですが、樽井さんはこの本で撮影を担当。約179種類にも及ぶ電卓を撮りきった労作。『電卓のデザイン』にはパフォーマンス型作品《蓑虫なう》で評判の角野晃司さん(@bagworman)も、ちらっと登場しています。電卓とはさしたる関係もなく唐突に出てくる闖入感が角野さんならでは。是非ご覧を。

鈴木創士『一人っきりの戦争機械』
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酒井隆史通天閣 新・日本資本主義発達史』
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大崎眞一『電卓のデザイン』
撮影・樽井理和 撮影協力・角野晃司
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