椎木かなえさん


 ART OSAKA2012、乙画廊、椎木かなえさん。今年はこの展示が抜群にいいと思った。本人のキャラクターもあるのだけれど、これだ! って感じ。ダイアン・アーバスやなぎみわに通じる密室性、秘儀性みたいなものを感じる展示でした。展示用の什器を自腹で発注して持ち込んだ気合いの入れようが、質の高い展示につながったのだと思います。椎木さんの作品を最初に見たのは2007年、大阪府立現代美術センター。機は熟してきたかな、という気がします。今年は個展はもうないのかな? 楽しみにお待ちしています!