『真夜中の博物館』大阪・味園ビルでミニイベント!

 『真夜中の博物館』大阪・味園ビルでのミニイベント、盛況のうちに終了いたしました。ご来場ありがとうございました。以下に記録を。


==================================


 7月5日(土)、レジャーシティ味園ビル内「夕顔楼」にて、拙著刊行記念のミニイベントを開催いたします。入場料も特に設けず、通常のお店の営業時にかかるチャージとドリンク代のみいただきます。サイン会もいたしますが、拙著は夕顔楼でも販売していますので、お店でお買い求めいただいても大丈夫です。もちろん、ほかの書店などでお買い求めいただいた方にもサインはいたします。


 このイベントは最初はユルく飲み会っぽいものにしようと思っていたのですが、ちょっと思うところあって真面目に喋ろうと思っています。東京では結構真面目にトークしたので、大阪でもちゃんとやろうかな、と。批評といったって作品である以上、自分の書いたものの意味が全部自分でわかってるわけじゃないんですよね。で、本が出て一カ月経って、だんだんちょっと見えてきた部分があるので、そのあたりをお話しします。


 自分は椹木野衣さんの強烈な影響を受けながら仕事を始めて、ある時点で自分の考えてることが、ほとんど椹木さんの口真似みたいになってることに気づいたんですよね。それで『美術に何が起こったか』を最後に「椹木断ち」したんです。とにかくいっぺん忘れて、全然無関係な場所で考えようと。んで、全然独立に無関係にいろんなもの書いてきて、できあがった本を読み直して見ると、なんだかこれ『日本・現代・美術』へのアンサーみたいになってるなあ、と。似たようなことを真逆のベクトルで書いてるような気がしたんです。disってるとかじゃなくね。

7月5日(土)19時半〜 
『真夜中の博物館』刊行記念プチパーティー
チャージ300円+ドリンク代
(ソフトドリンク400円〜、アルコール600円〜)
レジャーシティ味園ビル内「夕顔楼」 大阪市中央区千日前2-3-9

View Larger Map


 それとあの本の中では、ゼロ年代初頭以降の日本の美術でいろんな人が取り組んだ「日本」っていう課題にも、ちょっとだけクロスしてるんですね。こっちはかなり深い部分に埋まってる話なので、あんまりはっきりとは出てきてないんだけど。そのあたりも話しながら考えたい。でも最終的に酔っぱらったら、単なる馬鹿話になるかもしれません。そのへんはお店に集まった人の空気を見ながら調整します。あくまで予測不可能な出来事=イベントなので。


 会場となるレジャーシティ味園ビルは、山下敦弘監督の新作「味園ユニバース」の舞台にもなる予定の雑居ビル。私自身もずっと昔から通い続けているビルなので思い入れがありますが、なかでも今回私がお邪魔する「夕顔楼」は、味園ビルのお店の中でもはや老舗の部類に入ろうかと思います。お店ができた頃から通い続けてきたホームグラウンド。というわけで7月5日、よろしくお願いします。