はならぁと宝山寺会場

 遅ればせながら、はならぁとの会場の下見に行きました。生駒から宝山寺に向かうケーブルカーは、ちょっともの悲しくて良い感じ。会場は旧たき万旅館といって、現在では使われていない旅館のあと。宝山寺駅下車徒歩5分ほどでしょうか。


 展示の内容の方ですが、こないだ紹介して人気だった谷澤紗和子は下の写真の新作のほか、信楽で焼いた新シリーズの展示もあり。栗田咲子さんはこれまでの作品のベスト盤的な集大成的展示。意外な発見だったのが、栗田作品は和室に合う! このほか谷原菜摘子、佐伯慎良など、非常に良い展示になっています。生駒宝山寺会場はたき万以外にも多数あり、近隣のお寺なども含めると、たっぷり1日は潰れるでしょう。


 さて、会場のすぐ近くにある宝山寺はガネーシアを祀るお寺です。なかなか霊験あらたかな感じのする神仏習合寺院で、参道の杉木立に入ると気温が1度は下がります。後ろの切り立った崖には磨崖仏が刻まれているのが見えますが、もとは石窟寺院だったのかもしれませんね。危険過ぎるので一般の参拝客は立ち入り禁止とか。


 私はこの会場でトークをすることになっているのですが、会場からの眺めは絶景の一言。夜になると夜景がまた一段と素晴らしいのだそうです。そんなところだけに、もう紅葉がちらほらと。きっと来週末あたりには見頃を迎えていることでしょう。紅葉と夜景を眺めながらの夜通しトーク「夜の芸術百物語」、是非皆様お越し下さい。

夜通しトーク「夜の芸術百物語」はならぁと宝山寺会場
開催日時:11/14(金)18:30〜翌朝まで
参加費 :3,000円/要予約、食事付き
出演  :樋口ヒロユキ美術評論家
会場  :[生駒宝山寺参道エリア会場]旧たき万旅館
     生駒市門前町16‐30
http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfyji500/hanarart/hanarart.html