三瀬夏之介さん

画家、三瀬夏之介さんのツイートから、興味深い発言を抜粋。自分用のメモに。

 教員なんかを職業にしていると、時おり「どうしてこの子にばかり不幸が襲いかかるんだろう?」なんてことがある。「神も仏もあるものか!」

 「神は死んだ!」のか?盲目的な科学信仰が大量破壊兵器の開発、地球 資源の無尽蔵な使用などを招き、僕たちは深く反省した。

 かといって宗教的信仰心の薄れた現代人である僕たちは何を根拠に、何を信じて次代を作っていけばいいのか。

 オウム、911、中東での革命など、見る角度によって、存在するカテゴリーにおいて、ある正義がある悪に可変する姿を見させられてきたし、そのただ中に僕たちは今立ち尽くしている。

 ぼくの神さま」はグーグル検索で「神さま」と打ち込んで出てきた画像の集積で出来上がっている。それは見るも無惨で醜悪なフォルムを形作るかもしれないが、僕たちの集合意識から生まれた新たな「神さま」の形なのかもしれない。

 ただこれは僕の「絵画」における問題点であって、世界では、身近な人や居住地域やそれを超えたSNSなどのゆるやかで持続的なつながりを信じていくべく動き出していると思う。「神さま」なんていうものが必要なくなる次代。それと反動的に「神さま」を見つけなくては先に進めない孤独な次代。


上記に綴られているのは、検索型ネットの無秩序な情報の見え方に関係していると思う。逆にSNSは、ゆるやかに個人が組織されていて、「方向性」のようなものが見えやすい。また、ツイッターリツイートフェイスブックの「いいね!」は、とても簡単な作業で、複雑な議論に参加できなくても共感は示せる。これは中ハシ克シゲさんの共同作業型作品ともつながる。……なんのこと言ってるかわかんない人も多いと思うけど、詳細はまたいずれどこかで。