Entries from 2010-05-01 to 1 month

表現者蹶起集会2010とサブカルチャー

私はいま、京都造形芸術大のASP学科というところで、サブカルチャーとハイアートについてレクチャーを行っています。そこで図らずもわかってきたのは、学生の多くがいわゆるアートよりもむしろサブカルチャーに興味が強いということでした。彼らのほとん…

涌井晃-Pretender-展@乙画廊

あんまりぐだぐだ論じ立てるのは無粋な気がするので、とにかくまぁ見てください。 とまあ、こういう作品。「なんだこりゃ!」と思われた方は会場へ是非どうぞ。ちなみに後半の白い2体は、本当にケーキのクリームを絞り出すのと同じ要領で、クリーム状の粘土…

荒川修作さん死去

驚いた。まったく突然の訃報。大阪の国立国際美術館で、初期作品展が始まったのが4月17日。そのときはお見えにならなかったけれど、スタッフの方から「ひょっとすると会期中においでになるかも知れないよ。連休後には来られるかどうかわかるから」と聞かさ…

前川紘士、@KCU

せんだって、京都市内にできた新しいギャラリー「@KCUA(アクア)のことをご紹介しました。京都市立芸大と京都市立銅駝高校が、京都市内の都心部に設けたサテライトギャラリーで、正式名称は堀川御池ギャラリー。その落し展である「きょう・せい」については…

吉村良夫さんのこと

前回から少し間が空きましたが、吉村良夫さんのことについて今日は書きたいと思います。前回のブログでご紹介した仏文学者、大野英士さんからご紹介いただいた、美術評論家の方です。吉村さんはもともと朝日新聞社の大阪本社で二十年以上にわたり、美術記者…

大野英士さんのこと

さて、昨日のブログでも少し触れた仏文学者、大野英士さんについて、今日は少し書きます。大野さんは東京大学を卒業後、いったん予備校に勤務しますが、その後、私費でフランスはパリ第七大学に渡った方です。昨日ご紹介した盲目の画家、末冨綾子さんと大野…

末冨綾子 展@梅田画廊

失明しながら絵を描き続ける作家、末冨綾子さんの個展に行ってまいりました。末冨さんは私とほぼ同世代で、進行性の眼病でありながら絵を描き続け、ついに視力を失いながらも、カンヴァスの上に縄や凧糸、綿棒などを石膏で貼付けて描くという独自の技法によ…

姫路城、お菊井戸、初代宮川香山

昨日は姫路に行ってきまして、世界遺産の姫路城を見てきました。さすが世界遺産、とにかくでかい。ちょっとした登山並みの運動量で、下は当然ながら土なので、靴は結構汚れます。あまりよそ行きの靴は履いていかれませぬよう。女性はヒールの高い靴はお辞め…

連休見舞い

後藤靖香さんから素敵な絵はがきを頂いたのでご紹介。「連休見舞い」なのだとか。「連休見舞い」って受け取るの、生まれて初めてのような気がするな。せっかくですので皆さんにもお裾分け。どうぞゆっくりとご堪能あれ。