Entries from 2014-04-01 to 1 month

『真夜中の博物館』6/21、ジュンク池袋にて高原英理さんとトーク!

そういうわけで、『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』刊行を記念して、東京でのトークショーが決定いたしました。場所はジュンク堂書店池袋店、ゲストは作家の高原英理さんです。 『真夜中の博物館』刊行記念トークショー 『呪術的美術と 文学的…

美術は「反富裕」たりえるか? ——美術は貧困層の敵か味方か

雨宮処凛 @karin_amamiya · 4月27日 今年の「自由と生存のメーデー」、熱くなりそう! 「反貧困」ではなく「反富裕」! 作家の雨宮処凛さんが、ツイッター上で「反富裕」をテーマに掲げておられるのをお見かけしました。それにふと触発されて、私のいる美術…

『真夜中の博物館』帯文は藤野可織さん!

「増殖することをやめないこの博物館は じきに白昼をも飲み込んでしまうだろう。」 ——藤野可織 本当に私は幸せ者です。この帯文以上のコメントがあるでしょうか。 藤野さんは美と恐怖のあいだを描く小説家ということで、ホラー好きなところも美学出身のとこ…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』予約開始!

というわけで、『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』、予約が開始になりました。せっかくですので、今日は本の予約やお買い求めの方法について、少し書いてみましょう。 ================================= 1)版元直販サイトからの予約、お買い…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』表紙は七戸優画伯!

ご覧の通り、実は今回の本の表紙には、七戸優画伯の絵を拝借しています。私が七戸画伯のことを知ったのは、いまはなきパロル舎から出ていた絵本『箱少年』(2002)が最初でしたから、いまを去ることもう12年も前のことになります。その頃は自分がまさか画伯の…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』まえがきの一部を公開!

そんなわけで、じりじりと内容が明らかになっていく拙著なのですが、前書きの部分の一部をご紹介します。この部分は帯文にも記されているものなので、まあこのくらいなら公開しても版元さんから怒られますまい。この本は『真夜中の博物館』というタイトルの…

「横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE」

横尾忠則現代美術館、今期の展示は「横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE」。ターザン映画、南洋一郎の小説の挿絵、ジュール・ヴェルヌのSF小説など、サブカルチャーにおける冒険モノにインスパイアされた作品をピックアップした展覧会になっています。手前は…

モイズ・キスリング

昨日行ったのは兵庫県立美術館「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」。この展覧会はとある日本のコレクターの秘蔵の品を公開したもので、全部実は個人の持ち物。これだけ集めるのに一体いくらかかったんだろうと思うけど、所蔵者の氏名やプ…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』もくじ公開!

今度出る私の単著は、ちょっと変わった二部構成の本になっています。実際にお読みになっていただくとわかるのですが、全体が博物館に見立てられた構成で、第一部が本館、第二部が別館という構成です。我ながらご丁寧なことに、あいだをつなぐパートは「地下…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』

7年ぶり二冊目の単著を、いよいよ刊行いたします。タイトルは『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』といいます。基本的には7〜8年前に雑誌『TH』に掲載した論考をまとめたもので、いろんな事情があって、ここまで遅くなってしまいました。この…

テートモダン館長クリス・デルコンさん「美術館の価値はグーグルで検索できないこと」

昨日は京都国立近代美術館に、クリス・デルコンさんのトークを聞きに行きました。デルコンさんはロンドンにある美術館、テートモダンの館長さん。テートモダンは使われなくなった発電所の廃墟を再利用した国立美術館で、年間530万人を動員するモンスター級の…

ダビデ像はパンツを履かせるべきなのか

「大英博物館春画展へのリアクション—日本開催困難は「奇妙」なことなのか?」 大英春画展チームの一人、石上阿希さんによる発表。大学院生Meroeさんによるまとめ。 http://dotob.hateblo.jp/entry/2014/04/04/022818 日本人の裸体への禁忌意識ってものすご…