Entries from 2009-11-01 to 1 month

ボルゲーゼ美術館展

行ってきましたよ、ラファエロを見に、京都まで。http://bor.exh.jp/いくつか見所のある作品があって、その一つは申すまでもなくラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》なんですが、これは現物を見た方が格段に良かったですね。印刷物だと、ほとんど茶色に見え…

少年ナイフ

偶然ですが、少年ナイフのインタビューを担当することになりました。辞書的に解説しておくと、80年代関西インディーズシーンの一角を担うバンドとして登場した、日本でたぶん一番ベテランのガールズバンド、ということになるでしょうか。ソニックユースのサ…

ハリウッド映画

いま私が教えている生徒はオタクの子がほとんどです。私もかつてはオタクであったはずで、署名原稿デビューはウテナ論だったりするのですが、いまではすっかり斯界から遠のいてしまい、ヘタリアもけいおんも見ていません。なので、オタク関係ではまず対話不…

転載:バーレーンの実況が日本語にしか聞こえない件

http://www.youtube.com/watch?v=-0jCWkM15ag&feature=player_embedded

維新派「ろじ式」

『TH』に記事を書いたご縁で、招待を頂いて見てきました、維新派の新作「ろじ式」。理科系少年の博物標本室、みたいな舞台装置。舞台狭しと無数に並ぶ、骨格標本入りの函。こういうの、いいですね。そそられますね。プラトン立体の一つである直方体に閉じ…

drowning room

★大崎のぶゆき 「drowning room」と題されたグループ展を見てきました。一押しはやっぱり大崎のぶゆきさん。大崎さんと言えば「溶ける絵」で有名ですよね。水性ペンで紙に書いたドローイングを水の上に転写して、それが溶けて行くようすを映像化した「water …

佐伯慎亮、いいよ

あふりらんぽのオニさんの旦那、佐伯慎亮の個展を、いま複眼ギャラリーでやっています。http://fukugan.net/jpegbox/title.htmlなんというか、非常に男臭い写真ですね。妊婦ヌードあり、葬式の写真があれば祝い事の写真もあり、キスシーンがあるかと思えば得…

memo:マリアーネ

マリアーネという若い女性作家がいて、昨日偶然グループ展を見たのですが、すごくいいです。http://www.skky.info/itohen/gallery/mariane_01.html http://www.skky.info/itohen/gallery/mariane_02.html http://www.skky.info/itohen/gallery/mariane_03.ht…

レヴィ=ストロース死去

まだご存命だったとは、そっちの方が驚きだった。私が大学に入った25年前、既にブームも一段落して、古典になりつつあった人だ。ちょうど百歳だったとのこと。もはや大往生と言って良い。いま思うとサルトルとの論争なんて、いまから見ればあまりにも初歩的…

伊勢神宮についてのエッセイ

今日は伊勢神宮にかかる宇治橋の、渡り初めの儀式があったようですね。伊勢神宮へはこの春、たまたま思い立って参詣したのですが、そのときのことをまとめたエッセイを、アトリエサードの『TH』巫女特集の号に書いています。http://www.amazon.co.jp/exec/…

ポン・ジュノ『母なる証明』

面白かった。ポン・ジュノらしい複雑な作りだけど、最後に全部ご破算にして踊りまくるところが良かった。良い映画ですよ。しかし、一瞬、山本浩司にそっくりの人物が写ったように見えたのは、目の錯覚だろうか? ケータイのカメラでパシャパシャと、殺人の現…