「sweet memory —おとぎ話の王子でも」
さて、これは何でしょう? 実はこのジュエリー、涙と寒天でつくられたもの。協力者から涙を提供してもらい、そのときに思い浮かべた出来事や、その涙を共有したいと考える人を書いてもらったテクストとともに展示した作品。作家は林智子さんという方です。
このほか、お菓子をテーマにした作品を多数展示した展覧会「sweet memory おとぎ話の王子でも」が、京都芸術センターで開催されています。ウエディングケーキを未来都市のように林立させる謝琳さんの作品、皿の上に残されたデザートを風景画のように描く瓜生祐子さん、ベビースターラーメンでドローイングを描く河地貢士さんなど、どれも面白い作品ばかり。会期は九月十一日まで、何かと嫌な出来事の多いこの夏、ひとときの甘い夢に浸ってください。
「sweet memory —おとぎ話の王子でも」
京都芸術センター、九月十一日まで
http://www.kac.or.jp/bi/709