京都造形芸術大卒展:表良樹さん

 京都造形の卒展、表良樹さんのが面白かった。地面にひとがたの絵を描いて、それを果てしなく広げていくという作品。取りようによってはちょっと怖いけど、朴訥な雰囲気が漂うものになっています。たぶん、周囲の風景のせいかな。



 最初はこんな感じ、小ちゃなひとがたの絵を地面に描いていく。



 それをどんどん広げていって……。



 最終的には、イメージの中ではこうなる、というのが右のドローイング。なんか気持ちはわかる。人の輪が広がるというか、気持ちのつながりというか。暖かみのあるコンセプチュアルアート。実際このプロジェクトをやるのに、かなり広範囲の地域を実際に歩いたみたい。いわゆる関係性のアート、ってやつでしょうか。他校でも数人こういう「旅もの」の作品があったんですが、これがいちばん印象に残りました。


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