メディア芸術祭、串野真也展

 本日は文化庁メディア芸術祭京都展のシンポジウムへ。京大の吉岡洋さん、IAMASの小林昌廣さんが出てらっしゃるというので、いずれもお世話になった方だけにお邪魔して参りました。展覧会タイトルの「パラレルワールド」にちなんだお話などいろいろ。面白かった!せっかくなので全部見て回ろうと思っていたのですが、芸術センターの展示だけで息切れ。4階まで使ったかなりボリュームのある展示。ここでもクワクボリョウタさん大人気。出てきた観客はクワクボさんよかったよかったの大合唱。「像」についていろいろ考えさせられる。


 あと個人的に好きだなーと思ったのが中井恒夫さんという方の作品。デジタル表現によるヴァニタスという感じ。ヴァニタスは通例は花を使うのですが、ここでは蝶が使われていました。いずれの作品もさほどハイテクでもインタラクティブでもないのが逆に面白かった。ちなみに、その中井さんのサイトはこちら。


http://neos-art.info/index.html


 もう一つ今日行ってきたのは串野真也展。どういう人かと言うと、基本的に靴やカバンを作っておいでの方なのですが、もうこれがすごいんですよ。人毛のついた靴とか、羊の角のついた靴とか、牛の頭蓋骨の形をしたカバンとか。今回の展覧会は「HINAYA KYOTO 清水五条坂店」という、帯の生地のメーカーさんでの展覧会で、HINAYAさんとのコラボ作品もあり。HINAYAさんは帯の生地を使って洋服も作ってて、ギャルソンとかヨージとか好きな人はたぶん気に入ると思います。串野真也さんの作品はお値段が張るので、そう簡単には買えませんから、服飾関係の方はこの機会に見ておかれた方が良いと思います。30日(水)まで。


http://masayakushino.jp/
http://www.hinaya-kyoto.co.jp/news/2011/10/post-7.html