高柳恵里、春名祐麻

今日行ったところいろいろ。


■「草間彌生 永遠の永遠の永遠」国立国際
2回目。ものすごい人。映画は入れませんでした。どうも朝いちばんはむしろ混み合うみたい。12時前後が狙い目かも。
http://www.asahi.com/kusama/

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■多田ユウコ「やたらびゃうしにのべびゃうし」サードギャラリーアヤ
天王寺MIOの賞を取られたという方、のんびりして良い写真。
http://www.tada-you.com/index.html

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■「小田志保展」Yoshimi art gallery
非常にうまい。テンペラ

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■「高柳恵里 べつもの」SAIギャラリー
これはお見事。高柳さんは現在、国立国際でも収蔵作品が常設で展示中。この方は国立新美術館こけら落としの『20世紀美術探検』という巨大な特別展のときに、展示のトリを努めた方。かなり「?」となるので、長考が必要かも。私は写真四枚組の作品が良いなと思いました。本当に見事な作品。
http://www.japandesign.ne.jp/GALLERY/NOW/takayanagieri/04.html

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■「奥村昭夫と仕事展」dddギャラリー
牛乳石けんのパッケージ、グリコのロゴ、月桂冠のパッケージ、近鉄百貨店の袋などを手掛けた巨匠。週のうち四日はギャラリーで仕事をするというコンセプトの展示。仕事の道具もご本人の顔も見られる。1万円出すと奥村さんご本人が名刺をデザインしてくれるという凄いコーナーもあったけど、残念ながら私はつい昨日、別の方に名刺を発注したばかりでアウト。今竹七郎さんの展覧会図録も奥村さんだったことを初めて知った。
http://antenna7.com/artdesign/2012/01/akio-okumura.html

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■「春名祐麻展」GARRELY 1963
男性器をモチーフにしたブロンズ像と「体操服プロジェクト」という映像作品。これだけ見ると失笑してしまいそうになるが、ポートフォリオを見るとちょっと考えさせられる。男性の持つファロセントリズムとか闘争本能とか、そういうものへのオブセッションが基盤にあるよう。うまく作品として着地できてない部分はあるけど、何かがモヤモヤと引っかかってるんだろうな、という感じがする。現地に行って向こうの人とちゃんとコンタクトを取り、人間を感じて帰ってきている点も非常に良いと思う。ちょっと榎忠を彷彿とさせる部分がある。どうやら彼女のなかには「ペニス=ファリックなもの=戦争」という公式があるらしく、いくつかの作品は非常に政治的。たとえば日本の公園の「犬の立ち小便禁止」の看板をカンボジアに持って行き「地雷に注意」の看板と交換してくるというプロジェクト。今後の可能性を感じる。

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このほか服屋さんのリサーチ2件行って本日は終わり。大阪は効率よく回れるので嬉しい。

http://bit.ly/xdwRq1

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■「私の恥ずかしい作品展」CAS
作風を確立する前の恥ずかしい作品をあえて見せる展覧会という触れ込みでしたが、普通に完成度高かったです。逆にちょっと残念だったかもw。
http://cas.or.jp/2012/Hazukashii/index.html