「We Dance Kyoto 2012」
この週末、ほんと行きたいんだけど、どうにも調整がつかずに泣く泣くあきらめているイベントがある。「We Dance Kyoto 2012」。2日間の全プログラムを通しで見ても3千円という異様に安い価格で、この2日間を見ればいまの京都のコンテンポラリーダンスは一通りわかる(はず)。プログラムディレクターをつとめるのは「きたまり」。学生時代の卒業制作の時点で正直この人は天才だと思った人。
「We Dance Kyoto 2012」
2/3-2/4、元・立誠小学校、UrBANGUILD
http:// wedance.jp/2012/
彼女と私は妙な縁があって、彼女が中学生の頃から知っている。再会したのは2006年の卒業制作の舞台で、腰を抜かすほど驚いた。1時間半ほどもある大作、エロスとセクシュアリティーを描く混沌とした舞台。この構成力は何なんだと度肝を抜かれた。ダンスの世界には「トヨタコレオグラフィーアワード」という賞があって、いわばダンス界の芥川賞なんだけど、彼女は在学中に最年少でノミネート。2010年には「未来へはばたく横浜賞」というのを獲った。で、いま関西のダンス界を統べるようなイベントをやってる。ついにここまで来たかという思いと、やっとここまでか、まだまだ彼女なら行けるという思いで感無量。
ダンスってアート以上にマイナーな世界で、一度も見たことがないという人も多いはず。そんな人にこそこの週末、天才ダンサーの仕掛けるイベントを見て欲しい。ちなみに下記は一昨年に取った彼女のインタビュー。目的を見失って成人直後には既に酒浸りだった日々、そこからチベットに行って剃髪し、帰国後ダンスと出会って大成するまでを記録したもの。 是非ご覧を。
きたまり
http://bit.ly/wpMIQt