榎忠神戸市文化賞受賞祝賀パーティー

というわけで、私も発起人を務めました榎忠さんの神戸市文化賞受賞祝賀パーティー、行ってまいりました。ものすごい数のお客さんでした。

私が初めて榎忠さんとお会いしたのは2005年ですから、もう5年も前のことで、以来、美術手帖でのインタビューや、各種雑誌でのレビュー、私の企画したイベントへの出演など、実に様々な形で企画やインタビューなどをご一緒してきました。榎さんは既に森美術館のMAM賞など多数の賞を受賞していて、いまさらなぜ神戸市文化賞受賞? と思う人も多いのではないかと思いますが、こうしたいろんな賞をひっくるめた祝賀会を、地元の賞の受賞に絡めてやるというのが、いかにも榎さんらしいなと思います。榎さんの神戸へのこだわりについてはこちらを。

http://www.clippinjam.com/volume_35/cc_top.html

司会は漫才師、というより近年では美術コレクターとして知られる、芸人のおかけんたさん。お約束の「ええ声〜〜!」で会が始まり、各界からの来賓の挨拶、鏡割と続き、榎さんゆかりのさまざまな音楽家や舞台人が歌や踊りを披露しておられました。榎さんはローズ・チュウというキャラクターに扮したパフォーマンスで知られているのですが、メイクや着付けをサポートした「チーママ軍団」も、この日は花を添えていました。

なかでもビッグサプライズだったのは、世界的指揮者の佐渡裕さん。会場には佐渡さんからのお祝いの花が届いていたほか、ビデオレターでのお祝いメッセージも届いていました。ほかにも市や県の偉い方々や、NHKなどから祝電多数。このままチューさんはセレブになってしまうのでしょうか。なんだかスゴいなぁと思ってしまいました。

会場には古くから榎さんと親交のある植松奎二さんを筆頭に、松井智恵さんや後藤靖香さんなど、美術作家のみなさんも多数いらっしゃいました。席上、少し後藤さんとお話ししたのですが、先だってのメディアショップでのミニ個展に、おかけんたさんがお見えになったそうなんですね。で、実はおかさんが後藤さんのミニ個展を知ったのが、実はこの拙ブログ経由なのだとか。これは驚きました。意外な方が見ているものですね。

http://www.okakenta.com/

おかけんたさんは本当にいろんなパーティーでお目にかかる方で、驚くほどマメにギャラリーを回って、良いものはきちんと買っていき、ご本人は有名人なのに決して悪目立ちしない、控え目で上品なコレクターだと思います。一度だけご挨拶したことがありますが、やはり相手が著名人ということもあって気後れし、あまりお話ししたことはありません。けれどもこうしてブログを見てくださっているわけですし、今度お会いしたらお礼も兼ねてご挨拶しようと思います。ありがとうございます、おかさん!