宮永愛子さん個展、国立国際

 あんまり説明しても仕方ない作品なので、ともあれ写真だけ。といっても、実物と写真の違いが非常に激しいタイプの作品なので、是非実際に行ってみてください。私の写真が巧くないというのもあるんですが、現地に行かないとどういう作品なのかよくわかんないと思います。匂いもあるし、オーラみたいなものもあるし。できるだけ人の少ないときに行くのが良いと思います。明日、日曜日が最初のベストのタイミングかも。それ以降になるとすごく混み合うと思うので。



《なかそら —透き間—》



《なかそら —waiting for awakening—》



《なかそら —空中空—》



《なかそら —空中空—》(部分)



《なかそら —景色のはじまり—》(部分)


 それと、会期末くらいにもう一度行かれた方が良いと思います。毎日じわじわ、目に見えないくらいのスピードで変化していくので。最終日はちょうどクリスマスイブなので、最愛の人と二人でゆっくりご覧になると良いんじゃないかと思います。ダイヤモンドで永遠の愛を誓うのもいいですが、それとはまた異なる意味で、愛の本質を二人で考える時間になると思います。

宮永愛子「なかそら—空中空—」
国立国際美術館、10月13日-12月24日
http://www.nmao.go.jp/exhibition/exhibition_b2.html


 あ、それと今回は入り口のところに「もの派」の特集展示があって、宮永さんの作品と絶妙なハーモニーで心地良いです。まったく違う音色で奏でられる不協和音、でもセブンスとかナインスでなくメジャーセブンスの響きみたいな感じ。掛け値なしのお勧めです。