五色塚古墳

本日は五色塚古墳に取材に行って参りました。古墳好きの私としては超興奮。神戸市垂水区にあるこの古墳は、造営時の葺き石がわかるように修復された古墳です。ずっと前から一度ゆっくり行きたいと思っていたので超嬉しいです。 ピラミッドかUFOみたい! …

『真夜中の博物館』amazonなどで上位ランク!

連日お伝えしている拙著についてですが、amazon、hontoなどのネット書店でもご好評いただいているようです。amazonの芸術理論・美学の分野では、瞬間風速ではありますが、5月10日になんと4位を記録いたしました。そんなにすごいプロモーションをやってるわ…

『真夜中の博物館』怒濤の面陳、平積み!

ヴィレッジヴァンガード八尾西武店、初の平摘み! 棚の作りも夢のよう、お隣は高原英理さんと中川多里さん、後ろには美輪明宏さんが! 斎藤店長からはサインまで求められました。本当にありがとうございました! ヴィレッジヴァンガードなんばPARKS店、…

『真夜中の博物館』面陳のお店が続々!

連休のアオリでしょうか、amazonではなかなか入荷にならない拙著ですが、リアル書店では各地のお店で、続々と面陳にしてくださっているようです。しかし本屋さんというのはある意味で一種の異種格闘技、金網デスマッチの闘技場のようなもので、隣にとんでも…

『真夜中の博物館』6/21、ジュンク池袋にて高原英理さんとトーク!

そういうわけで、『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』刊行を記念して、東京でのトークショーが決定いたしました。場所はジュンク堂書店池袋店、ゲストは作家の高原英理さんです。 『真夜中の博物館』刊行記念トークショー 『呪術的美術と 文学的…

美術は「反富裕」たりえるか? ——美術は貧困層の敵か味方か

雨宮処凛 @karin_amamiya · 4月27日 今年の「自由と生存のメーデー」、熱くなりそう! 「反貧困」ではなく「反富裕」! 作家の雨宮処凛さんが、ツイッター上で「反富裕」をテーマに掲げておられるのをお見かけしました。それにふと触発されて、私のいる美術…

『真夜中の博物館』帯文は藤野可織さん!

「増殖することをやめないこの博物館は じきに白昼をも飲み込んでしまうだろう。」 ——藤野可織 本当に私は幸せ者です。この帯文以上のコメントがあるでしょうか。 藤野さんは美と恐怖のあいだを描く小説家ということで、ホラー好きなところも美学出身のとこ…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』予約開始!

というわけで、『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』、予約が開始になりました。せっかくですので、今日は本の予約やお買い求めの方法について、少し書いてみましょう。 ================================= 1)版元直販サイトからの予約、お買い…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』表紙は七戸優画伯!

ご覧の通り、実は今回の本の表紙には、七戸優画伯の絵を拝借しています。私が七戸画伯のことを知ったのは、いまはなきパロル舎から出ていた絵本『箱少年』(2002)が最初でしたから、いまを去ることもう12年も前のことになります。その頃は自分がまさか画伯の…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』まえがきの一部を公開!

そんなわけで、じりじりと内容が明らかになっていく拙著なのですが、前書きの部分の一部をご紹介します。この部分は帯文にも記されているものなので、まあこのくらいなら公開しても版元さんから怒られますまい。この本は『真夜中の博物館』というタイトルの…

「横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE」

横尾忠則現代美術館、今期の展示は「横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE」。ターザン映画、南洋一郎の小説の挿絵、ジュール・ヴェルヌのSF小説など、サブカルチャーにおける冒険モノにインスパイアされた作品をピックアップした展覧会になっています。手前は…

モイズ・キスリング

昨日行ったのは兵庫県立美術館「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」。この展覧会はとある日本のコレクターの秘蔵の品を公開したもので、全部実は個人の持ち物。これだけ集めるのに一体いくらかかったんだろうと思うけど、所蔵者の氏名やプ…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』もくじ公開!

今度出る私の単著は、ちょっと変わった二部構成の本になっています。実際にお読みになっていただくとわかるのですが、全体が博物館に見立てられた構成で、第一部が本館、第二部が別館という構成です。我ながらご丁寧なことに、あいだをつなぐパートは「地下…

『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』

7年ぶり二冊目の単著を、いよいよ刊行いたします。タイトルは『真夜中の博物館 美と幻想のヴンダーカンマー』といいます。基本的には7〜8年前に雑誌『TH』に掲載した論考をまとめたもので、いろんな事情があって、ここまで遅くなってしまいました。この…

テートモダン館長クリス・デルコンさん「美術館の価値はグーグルで検索できないこと」

昨日は京都国立近代美術館に、クリス・デルコンさんのトークを聞きに行きました。デルコンさんはロンドンにある美術館、テートモダンの館長さん。テートモダンは使われなくなった発電所の廃墟を再利用した国立美術館で、年間530万人を動員するモンスター級の…

ダビデ像はパンツを履かせるべきなのか

「大英博物館春画展へのリアクション—日本開催困難は「奇妙」なことなのか?」 大英春画展チームの一人、石上阿希さんによる発表。大学院生Meroeさんによるまとめ。 http://dotob.hateblo.jp/entry/2014/04/04/022818 日本人の裸体への禁忌意識ってものすご…

Stephanie Comilang、木村秀樹、叶道夫松谷、イセ川ヤスタカ、高木智子、桃田有加里

昨日回ったところ、5カ所。とりあえず記録。いつもこんな感じなんですよ。 Stephanie Comilang 『The Act of Flirting』 京都芸術センター 2014年3月15日 (土) - 2014年4月6日 (日) http://www.kac.or.jp/events/11103/ 木村秀樹展 Charcoal 叶道夫松谷展 …

京都国立近代美術館「Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続」

京都国立近代美術館「Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続」のオープニング行ってきました。服飾系の学生さん、必ず行ってね。80年代のギャルソン、ヨージからアンリアレイジ、ソマルタなどの最前線まで、一通り見られます。日本のここ30年のファ…

LAFMS(ラフムス) + 中嶋昭文

本日までの展示なんですが、非常に貴重な展示なのでお知らせ。FUKUGAN GALLERYの[Slow Life Avant-garde Fest ]。ロサンゼルス・フリー・ミュージック・ソサエティ= LAFMS(ラフムス)と、京都のノイズアーティスト、中嶋昭文さんの遺作を中心にした展示。 FU…

岩田萌さん

卒展シーズンとカチあってしまって言及できずにいたのですが、先月末の岩田萌さんと木田小百合さんの二人展「ミクロマクロループ」、良かったです。私が推すのは岩田さん。岩田さんは昨年の卒展で見て気になってた人。しばらく見てると「あ、」と意味が分か…

CITY IN MEMORY/記憶の街、雷雷抱雷雷、ウィリアム・ケントリッジ

おはようございます。昨日は「CITY IN MEMORY/記憶の街」を見に行っていました。堀川団地という老朽化した京都の府営団地に対して何ができるかというプロジェクトで、かなり面白かったです。展示は二本立てになっていて、全部見ようと思うとかなり時間がかか…

京都芸術大学卒展:谷原菜摘子さん

京都芸大の卒展続き、これで最後。谷原菜摘子さん。この方はたぶん『TH』の読者はかなり気に入るんじゃないかな。とにかくド派手。人魚を囲炉裏で火あぶりにしてるの図。谷原さんは黒い別珍の上にアクリルで描いていくという技法。なので黒いのは絵の具が…

京都芸術大学卒展:藤井マリーさん

京都市芸大、藤井マリーさん。作品見たこともお会いしたこともなかったのに、なぜか芸大生と話してるとしょっちゅうその名を耳にするという不思議な方で、ああこれがあの……という感じでした。実物目にすると、失礼ながら「もう無茶苦茶」という感じ。野方図…

京都芸術大学卒展:岸本光大さん

岸本光大さん。とにかくひたすら平面と名のつくものを手当り次第に並べたという暴力的展示。ご自身の作品も単なる壁紙貼っただけのもお構いなし。 写真とか絵画とか建築とか、いちいちジャンルわけウゼーんだよ平面だろこれもあれも平面だろうが文句あるか焼…

京都造形芸術大卒展:崔多情さん

崔多情(DaJung Choi、チェ・ダジョン)さん。韓国からの留学生。この扉を開けると……という作品。扉の中の写真あげちゃうと種明かしになっちゃうので、会期後に写真とかはご紹介したいと思います。場所は京都造形大キャンパス内のF棟。が、かなり狭い部屋にモ…

京都造形芸術大卒展:表良樹さん

京都造形の卒展、表良樹さんのが面白かった。地面にひとがたの絵を描いて、それを果てしなく広げていくという作品。取りようによってはちょっと怖いけど、朴訥な雰囲気が漂うものになっています。たぶん、周囲の風景のせいかな。 最初はこんな感じ、小ちゃな…

京都芸術大学卒展:新平誠洙さん

京芸、学内展まだまだ続き。新平誠洙さん、京都芸大油画院2回。この人は非常に多彩な作風を持っていて、それを全部出すという荒技に出た。確認するの忘れたけど、なんかもふもふの支持体に描いたもの。遠くから見ると人の顔、近くに寄るともうモフモフしか…

京都芸術大学卒展:小倉寧巳さん

小倉寧巳さん。カンヴァスをほどいてみたらこうなりました、という感じの作品なんですがが、そういう表面的な部分を超えて、なんとも言えない表現主義的なドロドロしたものを感じさせる作品になっています。絵の具の乗った部分のアップとか見ると、なんか気…

京都芸術大学卒展:天牛美矢子さん

天牛美矢子さん、京都芸大の染織院1回。星座と星、宇宙をテーマにしたインスタ。単純に自分の好みです。ポエジーがありますね。銅版画っぽい感じですが、染めの技法によるもの。 稲垣足穂の世界にちょっと通じるところがあるかな。展示はこの1点だけなんだ…

京都芸術大学卒展:宮越裕子さん

京都芸大学内展、修士の宮越裕子さん。美術館の方でも出てましたが、大学の方は個展方式の展示。素晴らしい。何か溶ける素材で作られたレースが、溶解していくところを捉えた連作写真。同大の加須屋先生曰く「おそらく砂糖と卵白によるアイシング」で作られ…